前回に引き続き、面接時の逆質問『会社の制度・手当・待遇』についての質問の仕方についてお話しします。
後編の今回は、『手当・役職・育児休業制度』についてです。
手当の対象
様々な手当があると思いますが、入社後すぐ気になるのは通勤手当ではないでしょうか。
今回は通勤と住宅に限定しています。
質問例
『現在住んでいる所からの通勤を検討しています。遠方となる為、通勤手当の支給上限があれば教えていただけますでしょうか。』
『今後、会社近くで一人暮らしを検討しています。住宅手当や社宅などのサポート制度はございますか。』
自身の事情を伝えた上で聞くようにするとよいでしょう
役職のステップ
将来自分がどのようなステップアップができるのか。早く昇格したい。など将来の自分の働くイメージやお給与のイメージが持てると、入社したい気持ちもぐっと上がりますよね。
質問例
『御社に入社した場合、どのような段階を経て主任や係長などのステップアップができるのでしょうか。』
『ゆくゆくはマネージャーなど、御社で大きな責任を果たすポジションに就きたいと考えております。御社ではどのような評価制度・昇進制度があるかご教示いただけますでしょうか。』
自身が入社後ステップアップしたいという意思を伝えた上で聞くと入社意思も伝わり好印象になるでしょう。
育児休業からの復帰
ライフワークの変化があっても、長期就業できる環境を求めている女性は近年増えているように感じます。
また、男性の育児休業の制度も変わりつつあり、男性の育児休業取得も増えてきましたね。ただし、長期で休業する方は少ないのが現状です。
男性の場合、特段の事情がない限り面接時よりも内定後や入社後に聞く方が無難かもしれません。
質問例
『私は入社したら長期就業したいと考えております。現在のところ具体的な予定はございませんが、御社では、産休・育児休暇の取得実績はありますでしょうか?』
『私は入社したら長期就業したいと考えております。HPで、育休取得の実績を拝見いたしました。御社では、産休や育休から復帰された方はいらっしゃいますか?また、いらっしゃる場合、復帰された方はどのような働き方をされていらっしゃいますか。』
入社したら長く働きたいという意思を伝えた上で聞くと長期就業してくれそうという印象も持ってもらいやすいので、好印象かもしれません。
いかがでしたでしょうか。
『会社の制度・手当・待遇』について2回に渡りご紹介させていただきました。
この後も、逆質問の具体例をシリーズで紹介していきますので是非チェックしてください!
面接時の逆質問で参考になればと思います。
分からないことがあれば、エージェントに相談してみるのも良いと思います。