面接時の回答例 ~第十七弾「仕事のストレスの対処法をおしえてください」~

面接働き方

こんにちは、ディプロスです!

面接時の質問の答え方についてお話していきます。
よくある質問を中心にシリーズでお送りしています。

第17弾「仕事のストレス解消法は何ですか?」です。

「ストレス」の語源は、物理学の分野、
「外からかかる力による歪み」を意味する言葉に由来しています。

「ストレス」は、どこにでも、誰にでもあります。
どのように対処しているかにより、軽減につなげることができます。

どのような回答ができるのでしょうか。
ご一緒に準備してみましょう。

質問の意図

・ ストレスの向き合い方の確認自己管理能力(ストレスに対して冷静かつ計画的な対処)

・ アクション問題解決能力(困難な状況を乗り越えるための具体的なアクションや工夫)

・ キャパシティーの確認職場適応性(コミュニケーション能力、他者とのかかわり方)

回答のポイント

状況により優先度は異なりますが、以下を意識してみましょう。

ストレスの原因(感じる部分)を伝える
具体的な対処法を伝える
改善方法を伝える

面接官が「仕事でストレスを感じた時の対処法」を質問するのは、
候補者のストレス管理能力を評価するためです。

どのように対処できるかは、パフォーマンスや職場での適応性に直結し、
こなせる業務量も変わってきます。

ストレスに対処できるかどうかは、候補者のリーダーシップ能力や将来的な成長のポテンシャルにも影響するため、面接官にとって重要な指標となっています。

分析(原因)→実行(対処)→改善(計画)→実行(継続)→分析…
このような考え方は、他の場面でも、周囲から信頼を得るための大切なポイントです。

回答例

質問(共通):
「あなたが仕事でストレスを感じた時、どのように対処していますか?」

パターン1

計画的な対処
 ストレスの原因:タスクが多く、締め切りに追われる

回答例:
「業務が重なり、締切に追われストレスを感じるときがあります。
タスクが多いと感じる時は、まず優先順位を明確にし、締め切りを見直します
また、時には小さな休憩を取り、リフレッシュしてから集中力を取り戻すようにしています。」
パターン2

相談とコミュニケーション
 ストレスの原因:チーム内での情報不足やサポート不足

回答例:
「計画を立て行動するための情報量が少ないときにストレスを感じやすいです。
そのような時は、上司や同僚とコミュニケーションを取る時間を増やすようにしています。
お互いの状況を確認しながら問題を共有し、サポートを求めることもできます。適切なフィードバックを得て、視点を変えることは、ストレス軽減につながることが多いです。」
パターン3

趣味や運動でリフレッシュ
 ストレスの原因:長時間の集中や業務のマンネリ化

回答例:
「業務的に集中が求められる作業が多くなる場面がありストレスを感じるときがあります。業務調整を可能な限り行い、仕事後、また週末は、スポーツや趣味に時間を使い、仕事とプライベートのバランスを大切にしています。心と体をリフレッシュすることで、翌日また新しい気持ちで仕事に取り組むことができます。」

一般的なストレス解消法

回答に含められそうな一般的なストレス解消法の一例です。
参考にしてください。

睡眠を適切に取る(質の高い睡眠※7時間目安)
・適度な運動(散歩やストレッチ)
・誰かと話す(親しい人。または気になっている誰かに声をかけてみても◎)
・自分の思いを紙に書いてみる(日記でも、日記じゃなくても◎)
五感を使う(見る、聞く、触れる、嗅ぐ、味わう)
・映画鑑賞や読書(泣いたり、笑ったりする)
・創作、作業を取り入れる(いつもより丁寧に夕食を準備するでも◎)
・マインドフルネスや瞑想(無心で今している何かに集中するでも◎)

NG回答例

NG:ストレスは感じません
 :完全にストレスを感じないと答えると、自己認識が乏しいか、
  現実的でないと判断される可能性があります。

NG:お酒やタバコで解消します
 :不健康な方法は、自己管理能力が低いと見なされます。

NG:私が忘れていたからで…
 :自分が原因であるものや、簡単に回避できたのでは?と思われる例は避けます。

NGの理由

常に落ち着いているという自己演出は魅力的かもしれません。
ですが、面接官はストレスに対する候補者の反応が知りたいのです。
ストレス耐性が高いという自己演出は、非現実的に聞こえたり、自己に対して過大評価を持っていると受け取られる可能性もあります。

反対に、自分の失敗談を例に挙げる場合、自虐的、または他責的に聞こえ、
この質問の回答にはふさわしくありません。
例えば、「ストレスを抱えていたことがありますが、それは厳しい納期の案件を私が忘れていたからで…」こういった回答は避けましょう。

まとめ

人それぞれストレスの対処法は違います。
いままでのキャリアで、ストレスがどんな場面で現れ、
どのように対処したか振り返ることは、転職活動に多いに役立ちます。

よく考えて回答を準備することで、
面接官に人となりについて理解を得られ、あなたが職場で活躍する姿を
イメージしてもらいやすくなり得ます


とはいえ、ご自身で対処法を準備するのを難しく感じたり
迷ったりされる方もいらっしゃるかもしれません。

その時は、私どもエージェントを利用し、
スキルの棚卸や、アピールポイントの設定にお役立てください。

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