今回は「パート」「アルバイト」についてお話します!
「パート」「アルバイト」「フリーター」…様々な呼ばれ方がありますが、法律上、全て同じ働き方とみなされます。多くの方が学生時代など、この雇用形態での就業経験があることでしょう。
特徴をいくつか見ていきましょう!
パートタイム労働者とは
皆さんは、「パート」「アルバイト」「フリーター」 など、同じ企業で働いている正社員より短い時間で働くことが多いこの雇用形態について、法律が定められているのはご存知でしょうか。パートタイム労働法といいます。
この法律では、パートタイム等、短い時間で働くことの多い方を「短時間労働者」と呼んでいたりもします。
ですので、すでに前述しましたが…
「パート」「アルバイト」「フリーター」… = 「同じ雇用形態」
となり、
この記事では、パートタイム労働者と総称させていただきます。
パートタイム労働者 の特徴
- 同じ企業や事業所に雇用されている正社員と比べて1週間の所定労働時間が短い
- 企業は、法律(パートタイム労働法)により、公正な待遇の確保や正社員への転換に取り組む義務がある
- 企業は、パートタイム労働者を雇用する際、労働条件の明示義務がある
パートタイム労働者の方が就業する場合、法律上ではこのような取り決めがあり、企業側は、これを守る必要があります。そして明示は、口約束だけでなく書面として本人へ渡す必要もあります。
次の項目では、労働条件の明示内容について詳しくみていきましょう。
労働条件の明示
- 契約期間
- 更新の有無、更新する場合の判断のしかた
- どこでどんな仕事をするか(仕事をする場所、仕事の内容)
- 仕事の時間と休憩時間、休日
- 給与の支払(賃金の決定、計算と支払方法、締切と支払の時期)
- 退職、解雇の決まり
上記が、パートタイム労働者が就業開始時に企業や事業所から明示を受ける必要最低限の項目です。
記載した事項以外の内容についても、取決めについてはできる限り書面を取り交わす必要があると法律で定められています。働き方によっては、パートタイム労働者でも社会保険に加入できたりもします。
もし、あなたや、あなたの身の回りの方が、今後、パートタイム労働者として就業する機会があり、上記の内容が不明瞭で不安を感じることがあるとしたら、書面交付の依頼を行うのもよいかもしれませんね。法律で定めらていることなので、自信をもって依頼してみてください!
書面の依頼をするときは、お互いに気持ちよく働くためにタイミングを見計らう必要はあるかもしれないね
こんな方に向いている?!
- 勤務時間や曜日、場所などを定めて働きたい方
- フルタイムや決まった曜日に仕事ができない方
- 勉学や趣味、家事や子育ての合間に仕事をしたい方
- 同世帯に生計を立てている人がいて、それを補助したい方
- 他の雇用形態の仕事が決まるまでの間の期間だけ仕事をしたい方
- あまり責任の重い仕事はしたくない、組織に拘束されたくない方
- 業種や職種にとらわれず、多種多様な仕事を経験してみたい方
先の項目でも、お伝えしましたが職種やスキルによっては、アルバイトから正社員に登用されることも少なくはありません。ご自身のライフプランを熟考した上で、希望の雇用形態を目指していきましょう。
なかには、ご自身がリスペクトしている企業や雇用主のもとであれば、どんな雇用形態でもいいので働きたい…と強い思いでパートタイム労働者の道を選ばれる方もいらっしゃるかもしれませんね。
業種としては、主に小売業・サービス業・飲食店などに多い雇用形態だよ
パート労働者のメリット・デメリット
メリット
短時間の勤務が選びやすい |
曜日、場所などを限定して働く事ができる |
自分の都合に合わせてフレキシブルに就業できる |
サポート的な仕事が多く、大きな責任を問われない |
専門的な資格や技能を必要としない仕事が多い |
多くの企業に触れて、様々な職種を経験できる |
デメリット
昇給がなかったり、賞与・退職金が出ない場合が多い |
契約期間などの明確な見通しがたたない為、長期的な計画を立て働く事が難しい |
スキルアップ・キャリアアップが難しいため幅広い職業経験が積みにくい |
社会保険や雇用保険の適用から外れる場合がある |
福利厚生が充実していない場合がある |
メリットとデメリットを他の雇用形態と見比べてみると分かりやすいかもしれないね
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気になる仕事には、どんな働き方があるのか知りたい人は、よかったら検索してみてね