今回から面接時の質問の答え方についてお話していきます。
よくある質問を中心にシリーズでお送りいたします。
今回は、「出身高校、出身専門学校、出身大学等へ入学した理由・経緯」についてです。
若年層であれば、新卒時だけでなく、転職時にも聞かれる可能性が高い質問です。
また、この質問は面接の初めの段階で聞かれることが多いでしょう。
面接官の意図を理解し、しっかり答えられるよう準備しましょう。
質問の意図
○その人の「軸」は何か
○「興味」「関心」「価値観」が何か
○「計画性」があるか
面接官は、あなたがどのようなことに興味・関心を持ち、意思決定をする人なのかを知りたいと考えこの質問をします。学校で学んだ内容と1社目の業務内容には共通点があるが、今回転職したい職種は違う・・・と思っても、悩む必要はありません。
なぜ途中で気持ちが変わったかを説明できれば大丈夫です。
「あまり深く考えず意思決定をする」「一時の感情に任せて意思決定をする」 「他責の傾向が強い」というような印象を与えるような「伝え方」には気を付けましょう!
回答のポイント
○誰にでも分かる言葉で説明する
○正直に自分の言葉で話す
嘘をつく必要はありませんが、他責思考、ネガティブと捉えられるような回答は避けたほうがよいでしょう。
「親に行けといわれたから学校に行った」、「特にしたいことはなかったが、学歴が欲しいのでいった」等。
専門的な内容を学んでいる方は、専門用語を使い過ぎず、相手に伝わるように話しましょう。
回答内容
○学校名 学部学科 コース名等
○選んだ理由
○何を学んだか
○やりたいことが変わった理由・きっかけ
上記の内容を30~60秒程度にまとめるとよいでしょう。
回答例
①学校で学んだ事と1社目の仕事、転職先の仕事に関連がある場合
※1回目の転職活動を想定
※1社目の退職理由を含めて
私が○○専門学校○○コースを選んだ理由は、将来デザイナーになるという目標を叶えるためです。私は、幼い頃から、面白いチラシや綺麗なパッケージを集めることが好きで、将来は作る側に立ってみたいと考えておりました。
学校では、デザインの基礎から実践的な内容まで総合的に学ぶことができ、コンペティションも多くおこなっていると知り、様々な経験が積める為、○○専門学校を選びました。学校では、グラフィックデザインやプロダクトデザイン等のデザインに関することを幅広く学びました。卒業後は、現職の食品メーカーにグラフィックデザイナーとして就職しました。現在は、食品以外の制作業務にも携わりたいと考え、転職活動を行っております。
②学校で学んだ事と1社目の仕事に関連があるが、転職先の仕事とは関連が無い
※1回目の転職活動を想定
※1社目の退職理由を含めて
※気持ちが変わった理由・きっかけ
私が○○大学○○学部を選んだ理由は、幼い頃から英語の触れる機会が多くあり、英語に関係する仕事に就きたいと考えていたからです。
オープンキャンパスに行った際、英語の学習はもちろんのこと、海外留学を行なったり、海外からの留学生の支援に携われる機会が多くあると知り、進学を決めました。実際に大学では、英語に関する勉強や留学などを行っておりました。卒業後は、現在の○○会社で外国人講師の支援業務を行っております。業務で自社のWEB制作に携わったことをきっかけに、WEB制作に興味を持ちスクールに通い、基礎を身につけました。スクール卒業後は、現職と並行して、クラウドソーシングサービスを利用し、WEB制作の仕事を行っています。現在は、企業でWEBの仕事に就きたいと考えています。
学校で学んだ内容と1社目の仕事内容に関連が無い場合も、上記のように気持ちが変わった理由・きっかけを説明できれば大丈夫です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
転職活動時、入学理由について急に聞かれると焦ってしまう可能性があるので、まずは自分の過去をしっかり振り返り「なぜ学校を選んだか」を考えてみましょう。
また、直接的に退職理由を質問されていませんが、転職活動であれば話の流れに合わせて、転職理由やきっかけを伝えても良いでしょう。
もし分からないことがあれば、エージェントに相談してみるのも良いと思います。
この後も、面接回答の具体例をシリーズで紹介していきますので是非チェックしてください!