面接時の質問の答え方についてお話していきます。
よくある質問を中心にシリーズでお送りしています。
今回は「周りからどういう人だと思われているのか」について質問された場合についてです。
面接で聞かれた際、答えられるように準備しましょう。
質問の意図
求職者の方の人物の見極めとして
社風にあっているか
自己分析が他己評価とも合致しているか
です。
どういう人がダメということではなく
社風に合っていなければ、長期での就業や実力の発揮が
難しいと考えているからです。
また、自己分析と他己評価が異なっていると求職者自身の話す人物像に
疑問符がつきます。
客観的に自分自身を評価できているかどうかは、今後業務を遂行する上では
とても大切ですので、面接官からの評価を下げてしまう可能性があります。
自己PRや長所・短所など質問されてご自身のことを話すときと
周りからの言葉として話すときには、少しニュアンスの違う表現で
伝えることになると思います。
違う表現であっても自己評価と他己評価に乖離がないように回答することが
重要です。
面接官は、様々な角度から人物の見極めをしてます
回答ポイント
①簡潔に結論をまず述べましょう
②具体的なエピソードをプラス
③人柄が社風と合っているか
④自己評価と合っているか
⑤面接にふさわしいか、ポジティブな内容であるか
⑥誇張や虚偽の内容ではないか
上記を意識して回答を考えておきましょう。
これまで何か家族や友人、先生などから言われたことがあれば
そのシチュエーションも加えて回答を検討してみてください。
もちろんそのような他己評価で、面接にふさわしいものが思いつかない場合は、
「面接で聞かれるかもしれないので、自分はどんな人だと思うか」
と家族や友人、知人などに聞いてみるのもいいですね
聞くこともできない！という場合は、周囲に褒められたことから
推測して客観的に理由を検討すると回答が見つかると思います。
回答例
新規事業開発のメンバーを募集している企業を志望
平均年齢も若くリーダーポジションの人材を強く求めている求人
前職の上司より責任感があると評価いただきました。
システム開発の前職で重要なプロジェクトのリーダーを務めていました。
プロジェクトは期限が迫り、チーム全体が業務に追われていました。しかし、プロジェクトのチームのひとりが急病で休むことになりました。
彼なしではプロジェクトが納期に間に合わない状況でした。
リーダーとして、納品物の品質を落とさず、納期を守ることはチームとして達成すべきことですので、再度担当業務の振り分けとブラッシュアップし、スケジュールの見直し、フローの改善を行い期日に納品することができました。
品質も、顧客から高い評価をいただくことができました。
休んでいた社員が復帰した後には、変更した業務フローや分担について共有し、その後の引継ぎもスムーズにできました。
日頃から、自身の役割と責任を強く意識していることが行動として現れたことだと考えています。
上司からの評価と具体的な業務エピソードは説得力があり
直接、企業の求める人材とリンクしやすくなると思います。
前職で評価制度のフィードバックも参考にするといいですね。
番外編
「あなたは友人との関係や仲間など複数人と例えば何か旅行とか集まりがあるという場合、
どういう役回りですか」
私が面接官になった際にこのように聞いてみました。
リーダーなのか、サブリーダー的なポジションなのか、お金を管理する人であるや
たてられた計画が順調よくすすむように交通の時間などを細かく検討するなどなど。。。
自己評価と他己評価の違いはないかを確認するため聞きました。
企業の面接官は、様々な質問を通して、人柄を見極め適材適所で会社で活躍してほしいと
考えています。
少し用意しておくだけでも、あなたの人柄が伝わりやすくなると思います。
まとめ
いかがでしょうか。
どういう人物が評価されているのか求められているのか、
そのことも求人票や企業のサイトから考えておきましょう。
エージェントであるディプロスでは、求人の紹介だけではなく書類の添削・面接対策などしています。
どういう人物が評価されているのか、こういう時はどう答えたらよいのかなど、
エージェントに相談してみるのも良いと思います。
この後も、面接回答の具体例をシリーズで紹介していきますので是非チェックしてください！
