こんにちは、ディプロスです!
面接時の質問の答え方についてお話していきます。
よくある質問を中心にシリーズでお送りしています。
第20弾「働く環境の希望はありますか?」です。
働く環境には、様々な要素が含まれます。
今回のテーマは、最近多くの求職者の方が興味を持たれている
リモートワークやフリーアドレスについてです。
完全出社をベースとした企業は、多数ありますが、
ハイブリット制のリモートワーク、フリースペースと固定席など、
働く環境は多様化しています。
自身の都合や希望を企業とどのように共有するかは、
転職成功の鍵を握る重要なポイントの一つです。
どのような回答ができるのでしょうか。
ご一緒に準備してみましょう。
質問の意図
- 会社の提供する働き方にマッチするかどうか
リモートワークを重視する方と、フル出勤を求める企業では相性が重要です。 - 自己理解と柔軟性があるか
自分に合った環境を把握しているか、またその希望を伝える際に柔軟性を示せるかを確認しています。 - コミュニケーション能力
希望や意見をわかりやすく、かつ適切に表現できるかどうかも見られています。
質問例
以下のような質問が考えられます。
1. 「弊社では、リモートワークと出勤を組み合わせた働き方を導入していますが、どのように感じますか?」
2. 「フリーアドレスのオフィス環境について、どのような印象をお持ちですか?」
3. 「リモートワークで気をつけていること、または工夫していることはありますか?
4. 「働く環境が変化した場合に、どのように適応していますか?」
5. 「理想的なオフィス環境や働き方について教えてください。」
「4」や「5」の質問をされたとき、“フル出社”をベースにしている企業の場合など注意が必要です。別の意図で質問している可能性もあるからです。求人票や事前のリサーチで、あなたの希望の制度が設けられているか必ず確認してください。事前情報が無い場合は、”主語”が具体的に何を指しているのか、確認しながら会話をすすめたほうがよいです。
回答のポイント
- 具体的な経験を交える
リモートワークやフリーアドレスでの勤務経験があれば具体例を交えましょう。 - 柔軟性をアピール
企業の文化に適応する意志を示しつつ、自分の希望を伝えるバランスが重要です。 - 前向きな姿勢を強調
自分の働き方に関する考え方が企業にどのように貢献できるかを意識しましょう。
NG回答例
- 「リモートワークでないと働けません」
希望が強すぎて、企業にフィットしないと判断されるリスクがあります。 - 「あまり考えたことがありません」
質問への準備不足を示すため、マイナス評価につながる可能性があります。
求人票の要件にもよりますが、どのように回答してよいかわからない方や、本当に強い希望がないのであれば、「どちらでも構いません」と回答するのもよいかもしれません。「出勤とリモートワーク、固定席とフリーアドレス、どちらの環境にも良い面がありますので、御社の規定に従います。」このような回答をなさっても良いのではないでしょうか。
回答例
【オフィスワーク編】
質問例:面接官
「リモートワーク、フリーアドレスなど働く環境に希望はありますか?」
回答例:求職者
「リモートワークの経験はありませんが、フリーアドレスは現在の職場で活用しています。自由に席を選べることで、他部署との交流が増え、視野が広がるメリットを感じています。リモートワークについては、通勤時間の短縮や業務に集中しやすい環境の構築が可能になる点に魅力を感じています。いずれの場合も、御社の規程に従いますので、どのような環境でも適応し、対応できるように努力いたします。」
【ITエンジニア編①】
質問例:面接官
「弊社では、リモートワークと出勤を組み合わせた働き方を導入していますが、どのように感じますか?」
回答例:求職者
「リモートワークと出勤を組み合わせるハイブリッドな働き方は非常に魅力的だと感じます。現在の職場でも週2日のリモートワークを取り入れており、集中が必要なプログラミング作業は自宅で、チームでの仕様検討やレビューは出勤日に行うなど、業務に応じて使い分けています。この柔軟性によって、生産性が向上するだけでなく、仕事の質も高められると感じています。貴社でもこのような働き方を活かし、プロジェクトに貢献したいです。」
【ITエンジニア編②】
質問例:面接官
「リモートワークで気をつけていること、または工夫していることはありますか?」
回答例:求職者
「リモートワークでは、コミュニケーションの密度が薄くなりがちなので、オンラインミーティングで積極的に発言することを心がけています。また、進捗状況をチームで共有するツールを活用し、透明性を確保することで信頼関係を維持しています。貴社でも同じように効率的なリモートワーク環境を築いていきたいです。」
まとめ
企業ごとに働き方のルールや文化は異なります。
大切なのは「自分の希望を企業のメリットと結びつけて伝えること」です。
質問の意図を理解し、前向きかつ柔軟に対応する姿勢が成功の鍵です。
「貴社の提供する環境に、どのように適応し、貢献できるか」を回答しましょう。
とはいえ、ご自身で対処法を準備するのを難しく感じたり
迷ったりされる方もいらっしゃるかもしれません。
その時は、私どもエージェントを利用し、
企業理解や、ご自身のアピールポイントの設定にお役立てください。
「お仕事と転職の教室」では、
あなたの転職活動を成功へ導く情報をこれからも発信していきます!
当記事を、お読みいただきありがとうございます。